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化学物質過敏症を考える

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活性酸素とは 〜基礎編〜

活性酸素
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 YAKUGAKU ZASSHI 122(3) 203―218 (2002)
 活性酸素、過酸化脂質、フリーラジカルの生成と消去機構
 並びにそれらの生物学的作用
 


などによりまとめさせていただきたいと思います。


酸素分子より活性の高い酸素種を総称して 活性酸素 と呼ぶ。


 例えば鉄は 酸素 の存在で酸化して錆ますが
 金属以外の生体分子(タンパク質、脂質、核酸、糖など)
 も 酸素 によって錆ます。= 正常な機能を失う(老化)


 その 酸素 よりも


  酸化させる能力の高い = 活性が高い 


 ものが 活性酸素 です。


活性酸素にはラジカルとラジカルでないものがある。


 ラジカル = フリーラジカル
        酸素O2 = O:O は安定な状態ですが
        不対電子 O・ の状態は不安定となり他の分子に結合しようとします。
        (他の物質、分子が酸化してしまう=さびた状態になる=老化)


また脂質関連物質(LO・などL:脂質が酸化したもの)も含む。


⚫︎ラジカルグループ(反応性が高い順)


  ヒドロキシラジカル (・ OH)
  アルコキシラジカル (LO ・)
  ペルオキシラジカル (LOO ・)
  ヒドロペ ルオキシラジカル (HOO ・)
  一酸化窒素 (NO ・)
  二酸化窒素 (NO2 ・)
  スーパーオキシドアニオンラジカル (・O2-)
   *単にスーパーオキシドと称している場合もある。


⚫︎非ラジカルグループ


 一重項酸素 (1O2 ) 
  *紫外線などにより酸素が励起した状態 生体内では過酸化水素によっても発生
 オゾン (O3 )
 過酸化水素 (H2O2 )
 脂質ヒドロペルオキシド (LOOH)


などがある。

フリーラジカルはほとんどが酸素を含むものであり
活性酸素のことを意味することが多く
時にはフリーラジカルと同一視している場合がある。

ーーーーーーーー

これら活性酸素種は生体内でも産生し
生理作用だけでなく、病理作用も発揮します。
(感染に対し殺菌する効果など)
そして抗酸化防御システムとよばれるものにより
巧妙にコントロールされていますが
この防御システムをくぐり抜けたものは徐々に私たちの細胞を傷害します。
軽度であればこれらを修復し再生されますが
酸化による組織変性や遺伝子変異は徐々に蓄積・増加します。

また活性酸素を増やす因子として

 紫外線
 喫煙
 車の排ガス
 電磁波
 環境ホルモン
 農薬
 殺虫剤
 ストレス
 界面活性剤(アニオン性界面活性剤:ラウリル硫酸ナトリウム)
 糖質(生体内の糖質とタンパク質とのメイラード反応の進行により生成した最終糖化産物AGEs)への
    UVA の曝露は、光増感反応を介して・O2- を生成することも報告さ れている。


など多くのものが知られています。


 奥羽大学 フリーラジカル関連酵素の蛋白とmRNAの動態 より


糖質と界面活性剤については


 東京工科大学 博士学位論文(2017)
 角層および表皮細胞における 活性酸素と
 カルボニル化タンパク質の生成がもたらす
 酸化ストレスと ヤブツバキ葉エキスによる抑制
 より

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